第132章ロールダウン

チェイスは本当に人柄がよかった。フェイの言葉を聞くなり、彼はすぐにうなずいた。

ノアは自然に彼の手を取り、子どもたちを連れて別荘のほうへ向かった。

別荘のあたたかく明るいリビングでは、段になった大きなバースデーケーキがゆっくりと運び出され、いちばん上にはノアの年齢を示す数字のろうそくが立っていた。

やわらかな黄色い灯がちらちらと揺れ、笑顔の一つ一つを照らし出す。

「ハッピーバースデー・トゥ・ユー、ハッピーバースデー・トゥ・ユー……」チェイスの音頭で、みんながそろってバースデーソングを歌った。

ノアはケーキの前に立ち、整った小さな顔を誇らしげに輝かせていた。チェイスの手をぎゅっと握りし...

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